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■世界遺産プランバナン寺院(ジョグジャカルタ)でニュピ前 日(3月4日)に行われる宗教儀式「タウール・アグン/ Tawur Agung」

ニュピは「サカ暦」の新年にあたり、ヒンドゥー教徒にとって精神修養に専念する最も重要な日で、インドネシアの国の祝日にもなっています。
「タウール・アグン /Tawur Agung」とは、このニュピ前日に行われる主要なヒンドゥー教儀式の一つで、奉納、祝福、祭礼など一連の儀式によって悪霊を追い払います。
中部ジャワのヒンドゥー教徒達は、この最大の宗教儀式を、世界遺産にも登録されているプランバナン寺院で行います。毎年ニュピ前日(2011年は3月4日)、太陽が日中頂点に達した時点で儀式が開催されます。
お香が炊かれ、鐘の音が鳴り響き、ヴェダス(ヒンドゥー教の経典)が引用されます。続いてバリ島でもおなじみのオゴオゴ(紙で造られた山車)と呼ばれる像を持ち寄り、賑やかなパレードに加わります。
翌日のニュピ当日(3月5日)は、ヒンドゥー教徒は静寂に身をおき宗教について考えを深める日です。外出が禁じられており、バリ島では観光のお客様もホテルから出ることができませんが、ジャワ島はヒンドゥー教徒が少なく、これらが完全に行われているわけではありません。多くの仏教徒も家にこもる事でニュピのお祝いをしています。
観光のお客様も、プランバナン寺院で行われる「ワウール・アグン」の儀式をご覧いただけます。詳しいスケジュールは、お申し込みの旅行会社や観光案内所でご確認ください。
※バリ島におけるニュピの情報はニュースレターVol.10をご覧ください。

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